完璧なSNS動画を作るための6つのポイント

完璧なSNS動画を作るための6つのポイント

現代社会において動画は視聴者にとって最高のメディアといえます。

ランディングページに動画を掲載するとコンバージョン率が80%もアップします。

ここではSNSで最も成功する動画を作るために必要な要素をご紹介します。

SNS動画を成功させるために
最も重要な6つの要素

インスタグラム
1日に作成される動画の数
この5年間で4倍

YouTube
1日に世界で視聴される時間
10億時間以上

この統計を見ると、オンラインマーケターの87%が動画コンテンツに投資しているのも納得です。

一流のSNS動画を作るには何が必要なのでしょうか?ここでは、効果的なヒント探ってみます。

1. プラットフォームを意識する

YouTubeやTikTokなど、動画のプラットフォームは多岐にわたります。

他のコンテンツと同じように、動画もそれに合わせて作成しましょう。

適切な
プラットフォームを選ぶ

各SNSユーザーには特徴があります。

Facebook
・幅広い年齢層
・男女割合ほぼ同じ
・幅広い収入レベル

Pinterest
・25歳〜44歳の若者
・女性が多い

Snapchat
・ほぼ10代の若者

魅力的なSNS動画を作るための最初のステップは、どこに投稿するかを決めることです。

動画の撮影前に、2つの質問を自分に投げかけてみてください。

  • 誰に届けたいのか?
  • なぜその人たちにアプローチするのか?

視聴者を教育したいのであれば、LinkedInに、単に楽しませたいのであればYouTubeの方がいいかもしれません。

サイズは重要

動画の理想的なアスペクト比(横:縦)は、プラットフォームごとに異なります。

画像が引き伸ばされたり、動画の周りに黒いバーが表示されたりしないように、投稿する場所ごとに最適化しましょう

最適化する時間がない場合
アスペクト比を1:1、つまり正方形にするとよいでしょう。

正方形の動画は横長(16:9)の動画に比べて、フィードに占める割合が78%も高いため、逆に注目を集めるかもしれません。

プラットフォームごとに
直接アップロード

これも動画をそれぞれのプラットフォームに最適化する大切な理由のひとつです。

Youtube→Facebookへの場合
YouTubeは、Facebookと直接競合するGoogleが所有しているため、YouTubeのリンクはFacebookではうまく表示されません。

YouTubeに直接アップロードすることで動画の見栄えが良くなり、オーガニックシェアも最大10倍になります。

2. 再生時間を決める

人間の注意力はわずか8秒

視聴者を最初から最後まで飽きさせないのは大変ですが、不可能ではありません。

短い動画、長い動画それぞれにメリットがあるため使い分けが重要です。

短く、魅力的に

できれば、60秒の制限時間を守りましょう。

1分後に動画を見るのをやめる人はわずか5%ですが、2分後には60%になります。

短い動画は最後まで見安いだけでなく、データ量も少なくて済むのでモバイルでの視聴に最適です。

長編動画も捨てたものではない

Facebook
90秒以上の動画がより多くのビューとシェアを獲得。

YouTube
モバイルユーザーの平均セッションは1時間。

しかし、長尺にする場合はクオリティの高い動画である必要があります。

家族を描いたAirBnBの動画は、1分以上の長さがありますが、YouTubeでは粋なパフォーマーの1つです。

3. モバイル用に最適化する

動画の半分以上はモバイルで視聴されています。Twitterの場合、93%にもなります。

ここでは、モバイルフレンドリーにするための簡単なヒントをいくつかご紹介します。

グラフィックをシンプルに

・大胆に、明るく、文字は読みやすく
・投稿前に異なるスクリーンでテスト

小さな画面でも見やすいように、ビジュアルを工夫しましょう。

他デバイスでの事前確認は絶対おこなってください。

同じ動画でも、iPadとiPhoneで見ると全然違って見えますよ。

音を消して再生してみる

YouTubeの動画の85%は、音声なしで視聴されています。

ほとんどの人は、移動中、カフェ、オフィスなど、公共の場であなたの動画を見るでしょう。

つまり、音を消して視聴しているか、イヤフォンを使用している可能性が高いのです。

動画を公開する前に、簡単なサウンドチェックをしてみましょう。

・音声無しでも伝わる動画になっていますか?

・キャプションや字幕は足りていますか?

・音声は左右のスピーカーから聞こえますか?

苦労して投稿した動画の音声不具合に後から気付くのって、想像以上に疲れますよ…。

4. アナリティクスの活用

36%の企業が何らかの形で動画分析を行っています。

ここでは、分析を行うための2つの方法をご紹介します。

追跡して改善する

世の中には、役に立つ分析ツールがたくさんあります。

こんなことがわかります。

・動画を最初から最後まで見られているか?

・どのプラットフォームでのパフォーマンスが低いか?

どのトピックが1番ビューやシェアを獲得しているか?

実績のあるコンテンツの再利用

アナリティクスは、今後の動画アイデアを生み出すのにも最適です。

たとえばあなたの会社がブログを運営しているとして、これまでの統計を見て動画に再利用できそうな実績のある記事を見つけてみましょう。

次の3つの条件を満たしているかどうかも確認してください。

・理解しやすく、消化(満足)できるか?

・1分以内で伝えることができるか?

・ビジュアル グラフィック要素があるか?

5. 良質なコンテンツを提供する

当たり前のことかもしれませんが、コンテンツに価値を持たせましょう。

真の価値を提供する

価値ある提案をしているウェブページは、訪問者をより長く惹きつけます。これはSNS動画にも言えることです。

ルンバに乗った猫が愛らしいように、YouTubeで上位にランクインするコンテンツの中には、何らかの形で惹きつける「価値」があります。

物語を語る

物語は人間の基本的な部分です。

視覚的な動画はあなたの物語を表現するのに理想的なメディアです。

iPhone Xの発売を告知するために制作されたこの動画は、最高のビジュアル・ストーリーテリングの例です。テンポの良いプロットと意外な展開で注目を集めました。

※ストーリーテリングとは
伝えたい思いやコンセプトを、体験談やエピソードなどの“物語”を引用することで、聞き手に強く印象付ける手法のこと。

あなたはデジタルストーリーテラーとして、次のことができていますか?

・物語の設定は何か?

・主人公は誰か?

・物語のあらすじや構造はあるか?


・物語にメリハリがあるか?

・矛盾はないか?

脚本を書いたり、絵コンテを使ったり、同僚と動画の重要なあらすじについて話し合ったりすることは、ストーリーがしっかりしていることを確認するための素晴らしい方法です。

感情をあやつる

感情は強力なコミュニケーションツールです。

ポジティブなメッセージは、ネガティブなメッセージよりも共有されやすく、驚き・畏敬の念・喜びなどは最も共有されやすい強烈な感情です。

動画は、写真よりもはるかに多くの感情を呼び起こすことができます。

すべての動画が心の琴線に触れる必要はありませんが、視聴者と人間的なレベルでつながることで、大きな効果が得られます。

6. 始まりは元気よく。終わりは行動を喚起

動画の最初と最後には、とくにパンチを効かせましょう。

最初の3秒が最も重要

動画の最初の3秒を見た人の45%は、少なくとも30秒は見続けると言われています

視聴者の興味をかきたてたり、好奇心を刺激したり、不意をついたりするような内容で、最初から視聴者を惹きつけましょう。

CTA(コールトゥアクション)
で契約を結ぶ

動画の最後にはせっかくの努力が報われるように、明確なCTA(コールトゥアクション/行動喚起)を入れましょう。

この重要なステップは、せっかく獲得した視聴者を「次のステップ」へと導きます。

Awareness=気付き

Interest=興味

Decision=決断


・Sales=購入

魅力的なCTAを書くには、ある程度の時間と実験が必要で、さらにプラットフォームによっても異なります。

しかし優れたCTAにはいくつかの共通点があるものです。

それは相手に寄り添っていて、かつわかりやすいということです。


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